マネジメントセッションとは? 設計方法、メリット、実施する際の注意点など

[人材育成] マネジメントセッションとは? 設計方法、メリット、実施する際の注意点など

2021.04.28

マネジメントセッションとは?

マネジメントセッションとは、管理職それぞれのマネジメント課題と解決方法を明確にし、行動した上での成功や失敗体験を共有することで、全体のレベルアップや自社としての共通言語を創り出す場です。

以下のサイクルを回すことで一過性に終わらず継続した育成効果が得られるとしています。

①理論の習得(研修やeラーニング、書籍などを通して)
②現場での実践
③成功/失敗体験の振り返り
④フィードバック(上司等の関与)を通した実践の質向上
〜①に戻る〜

 マネジメントセッションはコルブの経験学習モデルから派生して生まれた育成手法です。
 経験学習モデルとは、人が経験したことを省察に落とし込み、次回アクションのアップデートに結びつけることをフレーム化したモデルのことをいいます。経験学習モデルは以下のサイクルで構成されます。

「具体的経験」→「内政的観察」→「抽象的概念化」→「能動的実験」→「具体的経験」…

マネジメントセッションの設計方法

マネジメントセッションを設計する際の4ステップをご紹介します。

ステップ①|知識のインプット(事前ワーク)

 最初のステップは知識のインプットです。書籍やeラーニングでテーマとなる箇所を設定し、対象のマネジャーにマネジメントセッション当日までのインプットを促します。
 量/質ともに重いインプットで設計をすると受講者に過度な負担がかかるため、後に内省の場があることを念頭に置き、適切な量/質のインプット手法を選択することがポイントです。

ステップ②|現場での実践(事前ワーク)

 インプット内容を基に現場で実践をしてもらいます。ただ「インプットをしただけ」で終わらせずに「インプットを踏まえた取り組みをする」ことでリアリティのある気づきを得られます。

ステップ③|成功/失敗体験の振り返り(事前ワーク&マネジメントセッション当日)

 実践を踏まえて、成功/失敗体験の振り返りを行ってもらいます。①・②も併せて事前にシートを作成し、以下の項目を洗い出してもらうと効果的です。

ステップ④|上司の関与/他者からのフィードバック(マネジメントセッション当日)

 ステップ①〜③で行った理論の習得〜実践〜内省をシェアし、他者からフィードバックを受けます。フィードバックを受けて自身の行動を多面的に振り返ることが可能になり、より高い質で次回アクションの策定を図ることができます。

マネジメントセッションのメリット

 マネジメントセッションを開催する上でのメリットをご紹介します。

メリット①|学習の効果が継続する

 メリットの1つ目は学習の効果が継続することです。
 単発で行う短期の集合型研修にも一定の効果はあるものの、2〜3週間後には「何を学んだか忘れた」こともしばしば発生します。
 マネジメントセッションは月に1回程度継続して行うことを想定したものであり、学習と実践を習慣化することで、一過性に終わらない効果の発揮が見込めます。

メリット②|行動変容に直結する

 メリットの2つ目は行動変容に直結することです。
 マネジメントセッションは「インプット〜現場での実践〜振り返り&次回アクションの設定」と、インプット内容を実践することを前提に設計されたモデルであるため、人材育成の最大の目的である「行動変容」に直結します。

メリット③|自社に共通言語が生まれる

 メリットの3つ目は自社に共通言語が生まれることです。
 共通のインプット内容を基にした実践を現場に落とし込むことで、日々の業務を行う現場に共通言語が生まれ、これまで漠然としていた問題がクリアになり適切な向き合い方が可能になります。

マネジメントセッションの事例|マネディク

 マネジメントセッションを提供するサービスの事例を紹介します。

 株式会社JAMが提供するマネディクでは、インプットの手法として1本あたり3〜5分程度の動画コンテンツを利用でき、その後のマネジメントセッションの開催支援としてファシリテーター養成講座や活用支援ミーティングまでがパッケージ化されています。
 コンサルタントによる6ヶ月の伴走支援を受けた後にはeラーニングコンテンツだけを利用する「社内自走化」に移り、安価に自社内でマネジメントセッションを開催できるようになります。

マネディクについて詳しくはこちら

マネジメントセッションの注意点

マネジメントセッションを開催する上での注意点をご紹介します。

注意点①|事前ワークに力を入れる

 実践の振り返りがキードライバーであるため、インプットや成功/失敗体験の棚卸しが疎かになってしまうと効果が半減してしまいます。
 インプットの手法(書籍やeラーニング)が確定次第すぐに共有&都度リマインドをすること、忘れずに実践できているか声かけを行うなどで、受講者が事前ワークに手を抜いてしまうことを予防しましょう。

注意点②|「講師」ではなく「ファシリテーター」と認識する

 マネジメントセッション当日に、場を回す人は「講師」ではなく「ファシリテーター」と認識すると良いでしょう。
 「フィードバックを得ること」、また「フィードバックを踏まえて上質な振り返りを行うこと」が目的であり、マネジメントセッションの当日は「レクチャーを受ける場」ではありません。
 当日に場を回す人は、あくまで講師ではなくファシリテーターであるという意識を持った上で、問いを中心に参加者の考えを引き出すと効果的でしょう。

サービス紹介資料

株式会社JAM / 小西修平

この記事を書いた人

株式会社JAM / 小西修平

ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。