マミートラックとは? 意味、事例、予防法など

[人事制度] マミートラックとは? 意味、事例、予防法など

2021.02.26

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マミートラックとは?

マミートラックとは、産休から戻ったママ社員が、人事や上司側の配慮により昇進からは遠くなるコースに乗ってしまうことをいいます。

「階段を上る」よりも「トラックを周回している」かのようなキャリアを歩むことが由来です。

マミートラックの事例

マミートラックの事例をご紹介します。

営業の第一線で大活躍をし、全社MVPも数回受賞しているキャリアウーマンのAさん。出産を機に2年の産休・育休を取得し、いざ職場への復帰が決定しました。
育児をしながらまた営業としてバリバリ働くことができる! そう思っていたAさんに届いたのは、比較的ルーティンワークが多い部署への異動辞令でした。

Aさんにとっては「がっくり」ともいえるこの辞令。実は人事側で、このような議論がなされていました。

「Aさんは優秀な方だから今すぐ営業の第一線へ戻っても活躍してくれるはず。しかし、育児をしながらバリバリ働くことでいつか無理が出るのではないか。そうなるとすぐに退職してしまうかもしれない。それは避けたい… ならば、比較的時間の融通がきく部署で働いてもらうのがベターだ」

マミートラックの問題点 ①短調な業務が中心になりモチベーションが低下する

マミートラックの問題点、1つ目は短調な業務が中心になりモチベーションが低下してしまうことです。

「時間の融通がきく業務」は「短調でありコントロールしても問題がない業務」であることが多く、刺激的な環境を求めている人材にとっては物足りないと感じてしまう場合もあります。

結果として、復帰したにも関わらず早期離職してしまうことにもつながります。

マミートラックの問題点 ②キャリアアップがしにくい

マミートラックの問題点、2つ目はキャリアアップがしにくいことです。
 
マネジメントをはじめとした「時間の融通がきかない業務」の割り振りを避けられることで、社内でステップアップしていくことが徐々に困難になります。

また短調な仕事ばかりになることで市場価値としても望んだものは得られず、キャリア形成の見通しが徐々に暗くなってしまいます。

マミートラックのメリット 育児と両立しやすい

対して、マミートラックに乗ることのメリットは育児との両立のしやすさです。

送り迎えをはじめとした日々の育児に加え、保育園で子どもが熱を出してしまうなどの突発的な事態が起きた際にも、上司に相談しやすい環境です。

このように、育児がしやすい形で仕事の両立を望むような社員にとってはマミートラックに乗ることがむしろ良いものとなります。

マミートラックとの向き合い方

企業側は産休/育休から復帰した女性社員に対して、合意形成を図ることが重要になります。

マミートラックは個々人によって良し悪しが大きく変わります。育児をしながらバリバリと働きたい女性にとっては「キャリアアップが臨めない環境」であり、育児をしながら支障のない範囲で働きたい女性にとっては「育児と両立しやすい環境」となります。

復帰前に本人の意向をヒアリングすることは必須であり、その後の配属が本人の希望通りにならずとも、適宜状況や意向を汲み取り、すり合わせを行うことが重要です。

サービス紹介資料

株式会社JAM / 小西修平

この記事を書いた人

株式会社JAM / 小西修平

ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。