期末効果とは? 意味、事例、予防策など

[人事制度] 期末効果とは? 意味、事例、予防策など

2021.02.26

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期末効果とは?

期末効果とは、評価者の中で評価直前のタイミングに発生した事象が強く印象に残り、評価期間全体の評価に影響が生じてしまう心理的効果のことをいいます。

期末効果の事例 ①評価期間終盤での貢献

期末効果が生まれやすい代表的な例を挙げます。

ある会社の企画部において、四半期で区切り評価を決めているとします。
期間中に、どの社員も続々とアイディアを出し企画実行のために各々が動いている中、社員のAさんはいいアイディアを出すことも実行にもあまり貢献ができていない状態にあります。
しかし、評価期間の終盤に差し掛かったタイミングでAさんにスイッチが入り、続々とアイディアを出し実行の場面でも行動力を発揮します。

このような状況で、終盤にしか貢献ができなかったAさんに対して「素晴らしい働きだった!」と期間全体も好印象になってしまう状態は期末効果が働いているといえます。

期末効果の事例 ②評価期間終盤での失敗

期末効果が悪い方向に働く事例をご紹介します。

ある企業の営業部に、エース社員のBさんがいたとします。
Bさんは評価期間全体を通して実力を発揮し、受注を積み重ねて評価期間の終盤に差し掛かる前に目標を達成。

問題なく良い評価…で終わるはずが、評価期間の終盤で顧客から強いクレームを受けてしまいます。

このような状況で、評価対象者の中でBさんは「余裕で目標を達成した社員」よりも「顧客から強いクレームをもらった社員」という印象が強く残ってしまい、全体の評価に大きく影響してしまう状態も期末効果が働いているといえます。

期末効果の事例 ③会議

期末効果は週ごと、月ごとなどの一定期間だけではなく日常業務の中でも発生します。

社内で会議をしている時、ある社員のCさんがほとんど発言をしないまま会議が進行していったとします。

会議も終盤に差し掛かったところで、Cさんがその場に大きく貢献をするようなアイディアを出した場合。
会議参加者の中でCさんは「あまり発言をしていなかった人」よりも「終盤に価値ある発言をした人」であるという印象が強く残り、会議全体の評価に影響すれば期末効果が働いているといえるでしょう。

期末効果の予防策 ①途中で評価タイミングを設定する

期末効果の予防策、1つ目は評価期間の途中で評価のタイミングを設けることです。

期末だけでなく途中の段階でも評価のタイミングを設けることで「評価期間全体での貢献」を適切に測ることができ、期末の貢献だけに目を向けることを防げます。

評価対象の社員にとってみても、期末に差し掛かったタイミングだけ火がつく、ということを予防することができ、評価期間全体を通して成果を意識した行動をとることができます。

期末効果の予防策 ②行動を記録しておく

期末効果の予防策、2つ目は行動を都度記録する仕組みを作ることです。

何をしたのか? どのような貢献をしたのか? を評価のタイミングで思い出すのではなく、日頃から記録する習慣や仕組みを作ることで、評価タイミングに左右されずに適切な評価を下すことができます。

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株式会社JAM / 小西修平

この記事を書いた人

株式会社JAM / 小西修平

ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。