インポスター症候群とは? 意味、事例、原因、予防策など

[人材育成] インポスター症候群とは? 意味、事例、原因、予防策など

2021.02.26

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インポスター症候群とは?

インポスター症候群とは、自分の能力や実績を認められない状態に陥る心理傾向のことです。

「周囲を騙す詐欺師のような気分になる」ため、詐欺師・ペテン師を意味する「impostor」からきています。

インポスター症候群の事例

ある会社に新卒として入社をしたAさんがいたとします。

Aさんの配属された部署は人間関係が良好であり、上司の人間性も良く、積極的に褒めることを大切にする文化です。
Aさんに対しても同じように「新卒とは思えないね!」「大きな貢献だよ!」「本当に頼もしく思っているよ!」など多くの賞賛を投げかけますが、Aさんは「自分はこんなに褒められるような存在ではないのに…」などと自身にかけられる賞賛の言葉をうまく受け止めることができません。

実績としても十分ながら、自身に向けられた褒め言葉を受け止めることができない。これがインポスター症候群に陥っている状態であるといえるでしょう。

インポスター症候群の原因

インポスター症候群の原因には「謙虚さ」が求められる社会的背景が大きく関係しています。

特に日本は謙虚、謙遜、遠慮をすることが美とされる環境であり、褒められても「そんなことないです…」と返すことが癖として身についている人が多くいます。

また、幼少期に「女性なんだから」「男性なんだから」「あなたはできないんだから」等の言葉を投げかけられて育った人も多く、大人になる頃には自己アピールができない、褒め言葉をうまく受け止められない性格へと育ってしまう傾向にあります。

この社会的背景に関しては、ダイヤモンド・オンラインでも株式会社ヴィエリス・CEOの佐伯真唯子氏が記事にしています。

https://diamond.jp/articles/-/251108

インポスター症候群の予防策 ①小さな目標を徐々に達成する

インポスター症候群の予防策、1つ目は小さな目標を徐々に達成することです。

インポスター症候群に陥ってしまう人の多くは、自分で目標を大きく持ちすぎてしまうことがあります。まずは目標を小さく設定し、達成する…を繰り返して徐々に成功体験を増やしていくことが大切です。

インポスター症候群の予防策 ②目線を「未来」から「現在」に移す

インポスター症候群の予防策、2つ目は目線を未来から現在に移すことです。

「自分は将来どうなってしまうんだろう…」などと目線を未来に向け、到達するまでの道筋を考えてしまい、現在に漠然とした不安を抱えてしまうことでインポスター症候群に陥ってしまうこともあります。

現在目の前にあることに目線を向け、集中して取り組むことで徐々にモヤモヤを解消することができます。

インポスター症候群の予防策 ③自分を褒める癖をつける

インポスター症候群の予防策、3つ目は自分を褒める癖をつけることです。

自分の行動をネガティブに振り返る癖がついていることで、他人からの賞賛に対して「まだまだなのに…」という気持ちを抱いてしまいます。

自分を褒めることを習慣化し、行動をポジティブに振り返る癖をつけることで、徐々に他人からの賞賛を適切に受け止めることができるようになります。

インポスター症候群の予防策 ④相手に完璧を求めない

インポスター症候群の予防策、4つ目は相手に完璧を求めないことです。

インポスター症候群の人は、生真面目な性質ゆえに完璧主義者であることも多くあります。

待ち合わせ時間への遅刻はイライラしてしまい、小さなミスにも敏感に反応してしまう。自分自身の理想が高いからこそ、相手にもそれを求めてしまう傾向にあります。

自分自身の理想の高さを調整することと同時に、相手に求める完璧度にも自覚的になり調整することで、徐々に自分自身に優しくなることができます。

サービス紹介資料

株式会社JAM / 小西修平

この記事を書いた人

株式会社JAM / 小西修平

ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。