ピグマリオン効果とは? 意味、事例の紹介

[人材育成] ピグマリオン効果とは? 意味、事例の紹介

2021.02.26

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ピグマリオン効果とは?

ピグマリオン効果とは、周囲からの期待によって本人の学習や作業などのパフォーマンスが高まる効果のことをいいます。

アメリカの教育心理学者であるローゼンタールが行った実験において、教師が期待をかけ生徒がそうでない生徒よりも、良好な成績を残したことから明らかになりました。

ピグマリオン効果の事例 ①新入社員向けOJT

ピグマリオン効果は新入社員向けのOJTでよく見られます。

別々の部署に配属された新入社員Aさん、新入社員Bさんがいたとします。
新入社員Aさんが配属された部署の上司は期待をかけて育成を行う方針であり「期待の新人だな!」「楽しみにしているよ!」「うちのエースになる日も遠くないな!」という言葉を日々与えます。
これを受けて新入社員Aさんは上司の期待に応えるべく、日々の業務を期待以上で打ち返そうと試みるようになります。結果として早いスピードで成長することができ、かつ高い成果を出すことも可能になります。

一方の新入社員Bさんが配属された部署の上司は、新人に活躍を期待せず「若手はマナーだけ覚えていればとりあえずOK!」「その仕事はまだ難易度が高いんじゃないか?」「自分で考えずに都度先輩に相談して!」などの言葉を日々与えます。
これを受けて新入社員Bさんは、「自分はあまり活躍を期待されていないんじゃないか…?」「そんなに頑張らなくても許されそうだな…」という気持ちになり、成長スピードが鈍化するとともに高い成果を出すことが難しくなります。

程度にもよりますが、一定の期待によって人は「それに応えよう」と尽力する傾向にあり、それをピグマリオン効果と呼びます。

ピグマリオン効果の事例 ②ママ社員の育休復帰時

ピグマリオン効果は、ママ社員が育休から復帰する時には悪い方向に働くこともあります。

もともと営業部の一員として大きな成果を残し続けていたママ社員が2年ほどの産休・育休から復帰し、仕事を再開することになったとします。
復帰にあたって本人が希望する配属先は元々いた営業部。しかし、人事側からの「本人に負担のない配属がいいのでは…?」「子育てをしながら営業の最前線に再び立つことは難しいのでは…?」など良かれと思っての気持ちで、実際の配属は時間調整の効きやすいルーティンワークが中心の部署。

ママ社員には「自分は期待されていないのかな?」の気持ちが芽生え、徐々に力を発揮することができなくなり、結果として復帰したにも関わらず早期退職を決断してしまうケースもあります。

「良かれと思って」の配慮がピグマリオン効果から失敗にもなり得る。

このような場合には本人の意向をしっかりとヒアリングした上で、「期待していない」と受け取られないような配属や、後のフォローが求められます。

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株式会社JAM / 小西修平

この記事を書いた人

株式会社JAM / 小西修平

ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。