納得感のある決定

納得感のある決定

2022.01.28 | マネジメントセッション通信

毎月社内で行っているマネジメントセッション。

12月の回、14回目をお届けします。

マネジメントセッションとは?

今回は最近追加されたコーナーである「マネジャーに必要なコンセプチュアルスキル入門」のSeason1「意思決定のメカニズム」をテーマに実施しました。

DAで考える

DAとは「Decision Analysis」の頭文字をとったもので、意思決定分析を指します。

「意思決定に分析なんて難しいもの要らなくない?」と思うかもしれませんが、客観的になぜ自分はそれを選んだのかを説明できれば、相手への説得材料になったり、自分でも府に落ちて納得感の大きい決定を下すことができます。ビジネスの場面ではもちろん、プライベートでも使える場面が多い考え方です。

DAのプロセスはまず、評価軸を定めるところから始まります。

例えば、引っ越し先の家を選ぶ時に条件のようなものを決めますよね。①広さが30㎡以上 ②2階以上 ③駅から徒歩5分以内、のようなイメージです。これが評価軸と言えます。

評価軸は多くても少なすぎても、また抽象的すぎてもいけないため、ここを適当にしないことが大事です。

評価軸が決まったら、案をいくつか出します。家選びで言うと物件候補です。

評価軸と候補案が出揃ったら、始めに定めた評価軸(条件)に従って候補案に○×△つけていき、選ぶべきものを決定します。

ここまでの工程を行うと、自分が出した結論/選択へも納得感を持つことができますし、考え方のプロセスも相手に見せることができて、説得や修正が必要な時にも活用できます。

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苦手な人は多い?!

引っ越し先の家選びを例にしましたが、このDAを活用すべき場面はビジネス面でもたくさんあります。事業部長には、最近他社のマネジャーともこの話をする場面があったようです。

最近まさにこの考え方を用いて議論をした場面があって。自社サービスの開発とか改修に関わる意思決定ってどうしたら良いのかという疑問が挙がったんですよ。その発言を受けて、DAで考えるべきことだなと思いました。
ユーザーの声だけ反映させると、自社のサービスの理想像とか目指している部分と離れてしまう、そんな時に評価軸の整理をした上での意思決定は改めて必要だなと。

このDAの考え方って日本人は結構苦手な傾向があるみたいなんだよね。どうしても感覚で決めにいってしまうことが多いんだよね。

確かにあの場で改めて伝えると新鮮そうでした。「これってタイミングによって評価軸の順位が変わったりしますよね」とか「じゃあこの場合の優先は〇〇ですよね」とその後はこの考え方に則って意見が出ていました。

このDAに慣れると、「この考え方で導かない方が違和感」レベルになるんだけど、やっぱりトレーニングの機会とかが少ないんだろうね。

これ、若手は特にトレーニングした方が良い考え方だと思いました。評価軸を上司とすり合わせた上で施策の案を提出する場面とか意思決定する場面とかありますよね。フィードバックを受ける時に「どこから問題なのか」が分かりやすくなると思います。

うちは研修会社だから、思考の整理の仕方とかのフレームを多く持っているけど、他社ではあんまり浸透していない部分。この思考法をマスターして、「それってD Aで考えられることですよ」って他者を導いてあげられると、JAMの研修を受けるとこれが身につくのか、と思わせることができて営業で活きるかもしれないから、ぜひ活用して欲しい。

DAを癖づける

このDAの考え方はビジネスでの意思決定の場面では一般的な方法ですが、苦手な人が多いと言います。決断をする側(何かのサービスを導入しようとしている)も、決断をさせる側(自社のサービスを提案する)も、頭に評価軸と候補案を描くクセをつける必要があります。その上で懸念点を洗い出し、お互いの着地点を探っていきます。何を重視して決断をするのか/させるのか、それが分かれば相手へ要望することもできますし、相手の評価を変えられるカードを切ることもできます。

今回、他社のマネジャーの悩みもこのDAの考え方で整理できたという共有がありました。目の前ですべきことは何か、の意思決定だけでなく、営業の場面、採用の場面、サービス広告の打ち出し方、セミナーのテーマ決定など、DAを描いて決断すべき事項は溢れています。DAを使うことに慣れ、その時々での最善の選択/決断ができるよう、日々訓練していこうと思います。

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株式会社JAM / 葛巻朱音

この記事を書いた人

株式会社JAM / 葛巻朱音

ベンチャー/成長企業の組織コンサルティング事業を展開する株式会社JAMへ2020年に新卒入社。動画の制作をメイン業務とし、常にパソコンとにらめっこしている。オフィス周りのランチ情報はほぼ把握済み。