手段の目的化に気づく

手段の目的化に気づく

2021.04.27 | マネジメントセッション通信

こんにちは。株式会社JAM・2020年新卒入社の葛巻です。

昨年から社内で始まったマネジメントセッションも4月で6回目を迎えました。
今回のテーマは「はじめましてマネジャーになりました」のコーナーのSeason7「手段の目的化を防ぐ」です。

目的を整理して始めた業務でも、進めているうちにふと「それって手段の目的化じゃない?」と言われてハッとする…。そんな経験は誰でも身に覚えがないでしょうか?
常に問い続ける癖をつけることが理想の状態です。

マネジメントセッションとは?

手段の目的化とは

手段の目的化とは読んで字のごとく、目的を達成するための手段であったものが、いつの間にか目的にすり替わっているということです。

営業の例で考えます。目的は自社サービスを受注することです。しかし、その受注までの道のりにはアポイントの機会をもらうことが必須です。アポイントをもらうためには、架電だったり、セミナーへの呼び込みだったり、飛び込みの営業をするかと思いますが、この時陥りやすいのがまさに「手段の目的化」なのです。

「アポイントを月に40件こなそう」
「アポイントを取るために架電を1日に30件しよう」
「セミナーに◯人誘引しよう」

月にいくら売り上げよう→月に何件アポイントをこなそう→その数を取るために何をすれば良いか→1日に○件電話をしよう、セミナーには◯人誘引しよう…。

KPIを強く意識しすぎるとこの状態に陥りやすくなります。

管理職が気をつけるべき「手段の目的化」はマネディクで解説!

手段の目的化を脱するには

今回は事業部マネジャーと代表のやりとりを見ていきます!

手段の目的化から脱するには2・3階層上の視点を持つことが大事なんですよね。
この辺、淺井さんは普段どうだろう?

私は結構「最初にフレーム化する」という癖が強くてですね、今Qはこれを頑張ってね、と言われると「リードを増やします」「既存企業の満足度を上げます」「中途採用を○月までに終わらせるためにこれをしよう」となって走り出してしまうんですよね。これだとマネジャーの視点を脱せていないなと感じます。

そうだね、もう少し上の視点が必要だね。
事業規模によってはもう全員がその事業会社の社長だと思うと良いよ。
そうすると、その会社を拡大させるにはという経営の視点が手に入る。
「目の前の業務は何に繋がるものなのか」を考えやすくなるよ。

確かに、今の私のポジションの2・3階層上と言うと、もう水谷さんの視点までいかないといけないんですよね。マネジャーとして与えられたミッションをこなす、とだけ思うとそれは目的を履き違えていることになるので、常にその上、事業を成長させる→JAMを成長させるという視点で紐づける必要があるなと思います。

若手も陥りやすいんだけど、社会人経験が一定の年数であっても陥ることがあるから、それに抗える方法を持っておく必要があるよね。

自分の癖を理解するということは大事だなというのが、やりとりを見ていて感じたことです。さらに、そこに対して「気をつけよう」と思うだけではなく「そうならないためにではどうしたら良いのか」が重要なのです。

手段の目的化に陥らないための対処法としてはこの場合「2・3階層上の視点を持つ」という意識まで持つことが求められます。

目的達成の手段は一つじゃない

「手段の目的化」に陥ってしまう時、それは手段へのこだわりを持っている状態とも言えます。「これをしないと〇〇できない」のような。
しかし、このことに対して先輩のAさんは「目的にたどり着く手段は一つじゃなくても良い。それは分かっているけれど、思いつかないから一つにこだわってしまう」と言っていました。
手段の目的化を防ぐために必要なのは、2・3階層上の視点で考えるという縦の目線。
しかし、それに加えて目の前の手段以外の他の方法はないかを考える、横の目線も必要なのかもしれません。

私はまだ「それって手段の目的化が起きてない?」と言われてからハッとすることが多いように思います。まだ“社長”になりきれていないのでしょう。縦の目線、今のKPIの先に何があるのかを意識しつつ、さらに横の目線でその他の手法を探し続ける。そうすることで本当の広い視野が手に入るのだろうなと、今回のマネジメントセッションを終えて思うのです。

今回のテーマ「手段の目的化を防ぐ」ということで言えば、ベンチャー/成長企業だけに必要なものではありません。しかし、事業に関わる全員が“自分を社長だと思う”という意識は、ベンチャーの規模感や経営者との距離感を考えると、ベンチャーに向いている対処法なのかもしれません。

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株式会社JAM / 葛巻朱音

この記事を書いた人

株式会社JAM / 葛巻朱音

ベンチャー/成長企業の組織コンサルティング事業を展開する株式会社JAMへ2020年に新卒入社。動画の制作をメイン業務とし、常にパソコンとにらめっこしている。オフィス周りのランチ情報はほぼ把握済み。