2021.03.05 | マネジメントセッション通信
⇒メンバーと管理職は同じマインドセットではない。マネージャーとしてのマインドセットはこちら!
こんにちは。株式会社JAM・2020年新卒入社の小西です。
いきなりですが、僕はおせっかいです。
幼稚園生の頃、図工の時間で自分の作品をロクに作らず隣の友達の手伝いをせっせとする。そんな子どもでした。
おせっかいは「高い利他意識」と取れる一方で、社会人においては「手を出し過ぎ、自分の責任範囲が必要以上に広がる」とも取れます。
今回はマネディクの重要施策・マネジメントセッションのJAM内での実践を通して、この点の克服に何段階も近づいた経験をお伝えします。
今回のテーマは「期待値調整」。期待値調整とは、仕事を進める上で発注者・受注者間での期待レベルのすり合わせを指します。
マネディクではマネジャーが知るべき期待値調整のフレームや、期待値調整を行う際に押さえるべき必須項目をご紹介しています。
私は現在、JAMのwebマーケティング周りを担当しています。今年の2月からは外部のwebマーケティング会社2社からお力添えをいただきながら、広告キャンペーンのディレクションを行っています。
が。なんだかガッチリうまくできている実感がなかったんです。調整役って案外難しい。
具体的には、常に自分にボールがあるような感覚がありました。外部パートナーからチェックを依頼された際は修正点をじっくり考えてお伝えしたり、スケジュールに不安があった際には私が調整を行ったり打診をしたり。
外部パートナーに依頼している業務の確認に難しさを感じました。
期待値ズレを予感した際に、予防しようと試みたらいっぱいいっぱいになってしまって。
頻繁にチェックをお願いしたり、チェックのスケジュールをこちらから提案したり…
なるほど。
確認すると、今回小西は「発注者」と「受注者」ではどちらの立場だったかな?
発注者ですね。
会社として外部パートナーにお金を払い依頼しています。
そうだよね。
基本的に「期待値調整は受注者側の仕事」ということを知っておくべきだよ。
言ってみれば、レストランで客の小西自らが厨房に立って、お皿を準備し、盛り付けて…
そんな状態だったとも言えるね(笑)。
確かに…
外部パートナーのプロ目線での考えをいただける機会も少なかったように思います。
「外部パートナーのプロ目線での考えをいただける機会も少なかった」…
それもそのはず。外部パートナーに制作いただいた広告クリエイティブの意図や背景も聞かずに、一方的に修正点をお伝えするなど強くコントロールをしてしまっていたからです。
このマネジメントセッション以降、外部パートナーとのコミュニケーションが「指示」から「問いかけ」へと変化しました。
気になる点があれば「こうしてほしい」と伝えるのではなく、「これにはどのような意図があるのでしょうか?」など。
「当社側はこんな期待値を持っています。その上でこの形や進め方に疑問を感じました。どんな意図があるのでしょうか?」と期待値のズレを伝えた上で、その後の動きは外部パートナーに託す形です。
結果、下記3点のような果実が得られました。
・外部パートナーのプロ視点での意図や意見が得られる
・基本的にボールを外部パートナーが持った状態になる
・結果、期待値のズレをこちら側が伝えながら外部パートナーが調整を行える
学んで、行動に移し、実践の結果をシェアしたからこそ、自身の行動を更に良いものへと変革できたんです。
「知識のインプット」だけでも「行動」だけでも十分な変化は得られなかったと思います。
「理論の習得〜実践〜内省(上司からのフィードバック)〜改善」のサイクルを回したことで変化を得られたんです。
一過性に終わらない管理職育成の「マネディク」。
これを通して私自身も一過性に終わらない変化をし続けたいと思う限りです。
この記事を書いた人
株式会社JAM / 小西修平
ベンチャー/成長企業向けの組織コンサルティング、研修、管理職育成パッケージ「マネディク」などを提供する株式会社JAMでマーケティングを担当しています。立教大学経営学部卒。日本の就労観を変革したい。自身が素敵な就労観を持ちたい。そんな思いで情報発信しています。